スマホが苦手な理由(HSP)
HSPさん的スマホが苦手な理由
私はスマホが苦手です。
もちろん操作もできますし、いろいろなアプリが使えて便利なのですが、どうしても持つ気になれず、ガラケーのまま仕事をしています。
ただし、調べ物など外出先で困るので、ipadとの併用で、いわゆる「2台持ち」という方法で現代に適応しています。
どうしてこの2台を1台にしたくないのか、とよく聞かれますし、自分でも考えてみたのですが、
「なんとなく」
というのが正直のところです。
私はHSPさんとして自分の感じる感覚というものをとても大事に思っていますが、その感覚が、
一本化はやめておけ
と言っています。
思い当たる理由を考えてみました。
やりとりが忙しくて疲れる
スマホになると、できることが増える分、求められるコミュニケーションの量が増えます。
ラインなどのように、短い文章を区切って何度も連発して送り合うようなコミュニケーションは、HSPさんにとってひどく疲れます。
HSPさんは言葉を大切に扱いますので、短くて解釈の余地がありすぎるような文章を何度も繰り返しやりとりしていると、いろいろなことに思いを馳せてしまい、意図が伝わる必要以上に頭のキャパを消費してしまいます。
PCメールなど、しっかりと内容を伝えられる方法で、少ない回数のやりとりにした方が、消耗が少なくて済みます。
また、ガラケーを持っているというだけで、「ラインを交換しよう」と言われても簡単に断れます。
どうしてもつながりたい相手とはipadの方でラインなりなんなりで連絡を取り合いますので問題ありません。
HSPさんには、深くしっかり付き合える相手がいれば足りますので、多数と広く浅く付き合う必要はありません。
随時携帯するものが重たい
スマホにすると機能が多くなり、本体も高度なものになりますので、必然的にサイズも重量も大きくなります。
普段多くの時間携帯しておくものですので、小さくて邪魔にならないものがよいです。
電話するには大きすぎて、画面として閲覧するには小さすぎる
スマホを使ってみて思いましたが、電話するための機械にしては、大きくて重たいです。
他方、情報収集のために長時間閲覧する画面としては、小さすぎます。
この両方の中間をとっているので、どちらにも使用できますが、どちらもなんだかやりづらい、と感じています。
電話は軽いガラケーの方がかけやすいです。長時間でも疲れません。
調べ物は大きめの画面のipadの方が調べやすいです。目も疲れにくいです。
HSPさんとしては、物事の本質が大切です。
道具の本質は「使いやすくて役に立つこと」です。
私にとっては、これらの道具の本領を発揮できる形はこの形なのです。
スワイプの感覚が嫌い
HSPさんは様々な感覚が敏感です。
私は特に聴覚ですが、指先の感覚や肌触りについてもとても敏感で、ものの違いやストレスを感じやすいです。
スマホが普及し始めたころから、画面をスワイプするのがダメで、人がスワイプしているのを見るだけでも、鳥肌が立ちそうになります。
たとえるなら、「黒板を爪でひっかいているような不快感」に近いものがあります。
自分がスワイプするのも嫌いです。
自分の指先が擦れる感じが耐えられません。
なので私は、多くの作業はPCでこなし、ガラケーはボタンを押し、ipadはタッチペンで操作する、という風に、嫌なこと(スワイプ!)を回避して現代を生きています。
タップという操作が感覚的に合わない
静電気を利用した技術のようですが、画面に触れて操作する「タップ」というものが好きになれません。
HSPさんは様々な感覚が敏感であり、私は打撃を好みません。
質感が硬いものや物同士がぶつかる感覚が嫌いです。
ゴンゴンとか、ガツンとか、コツコツとか…
機械を操作する際に、ソフトなボタンなら気持ちよく操作できます。
もちろんPCのキーボードはこだわりのメンブレンタイプです。
しかし、タップは、どうしても硬い画面をトントン、と叩かないといけないので、使用しているとすぐに疲れてきます。
…という具合に、自分の感覚と向き合ってみると、思っている以上に多くのことを感じているのだな、と理解することができます。
HSPさんは日々こうしてたくさんのことを感じながら、心がたくさん動いていることを自覚することもなく、忙しく疲れながら生活をしていかなければなりません。
HSPさんであるという自覚のある方は、ぜひ自分の「なんとなく」を大切にして向き合ってあげて欲しいです。

KARAKAL(カラカル)のラケットにこだわるバドミントンプレイヤー。HSP(Highly Sensitive person)であると同時にカフェイン過敏症。
バドミントンライフの記録を中心に、HSPさんとして日々感じることなどについても記事を書きます。
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