嫌な感情を正面から受け入れる(HSP)
感情の整理に時間がかかる
HSPさんは情報や感情など、とても大事に時間をかけて向き合います。
そういう特性なので、そうしないと耐えられないからです。
現代社会で生きていると、どうしても対人関係で嫌な思いをすることがあります。
HSPさんは人の心の動きにも敏感なので、表面上のやりとりよりもさらに奥の心理に感づいてしまうことも多く、気づかなければ楽しく過ごせるような場面でも、裏の心理を察知してしまい、すぐに幻滅してしまったりします。
そして、そんな感情を整理することにも時間がかかりますので、
この人のこういうところって不誠実で許せないな、
この人のこういう狙いって卑怯で嫌いだな、
みたいな負の感情が渦巻いてなかなかとれなくなることがあります。
そして、HSPさんは善良であろうとする方が多いので、だんだん相手に対して負の感情を抱いていることそのものに対する罪悪感・自己嫌悪感がうまれ、さらにクヨクヨしてしまうことになります。
現実の問題はそう大きくはない
こんなとき、HSPさんは問題をひどく大きくとらえてしまいがちです。
自分の中で葛藤・自問自答を長く繰り返したせいで、相手にひどく辛い思いをさせられたかのように錯覚してしまうためです。
現実的には、そこまで深刻な事態は生じておらず、自分の内面がひどく荒れすさんでしまっているだけなのですが。
こういうとき、私は、「許す・許容する」ということを大事にしています。
- HSPさんは自分の感情の整理にとても時間がかかること
- 相手が自分の価値観に反する行動をとっていること
- 長くクヨクヨしていることを第三者から「考え過ぎだ」と一蹴されること
- 相手に負の感情をもっている自分そのもの
これらを全部「それでいい」「仕方ない」と受け入れ、ありのままを肯定できるようになると、生きるのがとても楽になりますし、感情の整理もスムーズにいくような気がしています。
HSPさんは物事の本質を探究したがりがちなので、
自分の感情や現実を受け入れられず拒絶している間は、ずっと、
なぜだろう…
どうしてだろう…
どうすればいいんだろう…
と延々と悶々とし続ける羽目になります。
嫌いな相手のためにしっかりと正面から向き合って、人生の貴重な時間を割いてあげる優しいHSPさんなのですが、こんな生き方では苦しいです。
現実を受け入れて、人間の感情を受け入れて、それでもいい、許す、受け入れる、と決意することが、HSPさんが楽に生きていくコツだと思います。

KARAKAL(カラカル)のラケットにこだわるバドミントンプレイヤー。HSP(Highly Sensitive person)であると同時にカフェイン過敏症。
バドミントンライフの記録を中心に、HSPさんとして日々感じることなどについても記事を書きます。
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