【バドラケ感想】カラカルM-70FF(M-TEC70との比較など)
カラカル M-70FF
私はカラカルのM-TEC70を愛用しています。
が、最近接触が続いたりして何本も折れてしまいました…
中古で入手するものがほとんどなので、金属摩耗が進んでいるのも折れやすい原因かもしれません。
M-TEC70はまだ販売しているものの、好きなデザインのものを手に入れるためには、中古で探してくるしかないのが現状です。
しかし、だんだんと折れる頻度も上がり、再入手するのが難しくなってきた今日この頃、とうとう後継機種とされるM-70FFを購入してみることにしました。
実際に使ってみた感想など、M-70FFの情報をまとめてみましたので、購入を検討されているかたは参考にしてください。
デザイン
デザインは黒とオレンジをベースにしたまま、マイナーチェンジを繰り返しています。
M-70FF発売初期デザイン
今ではあまり見かけないので以外と入手困難かもしれません。
「Bパターン」と呼ばれるヘキサゴン柄が登場
その後、カラカルでよく使われるヘキサゴン柄のデザインが発売されました。
2018NEWデザイン
2018年のNEWデザインということで、よりシンプルなデザインになりました。
若干初期に戻った感じもしますが、シャフトに一本オレンジのラインが入っています。
機能(ラバーキャップ→ワンピース)
M-TEC70シリーズの特徴の一つに「ラバーキャップ(RC)」という機能があります。
グリップキャップとシャフトのつなぎ目部分にゴムのキャップがついていて、衝撃吸収やコントロール精度アップなどの効果が期待される、という機能です。
私はこの機能が気にっており、今回のM-70FFにも登載されていることを確認して購入しました。
しかし、2018NEWデザインからは、ワンピース構造(OP)になりラバーキャップ(RC)は廃止されています。
デザインが変更しただけのように見えますが、実際は登載機能が変わり、モデルがチェンジされているといっていいと思います。
写真をよく見てみると、確かにキャップがなくなっています。
→
ワンピース構造(OP)は、シャフトとグリップを同じ金属で一体化させるモデルです。
ワンピース構造は、BN60シリーズなどで使用されており、強度を維持しながら軽量化するための技術です。
ヨネックスやゴーセンはグリップが木でできていますが、カラカルは全く異なるアプローチで作っている、というのが一つのウリです。
BN60を使用しているときに感じましたが、ラバーキャップ有無の差は、打球感やシャフトのしならせ方などに影響が出ますので、結構大きな違いだと思います。
※2018NEWデザインの使用感について
今回私が購入したのはBパターンですので、2018NEWデザインを購入することがあれば、追記します。
感想
公式のデータではM-TEC70とM-70FFにバランスや硬さの違いはあまりないように表示されています。
実際に使用してみた感想はこんな感じです。
結論から言えば、M-TEC70とは完全に別物だと思って使った方がいいです。
同じ打ち方で持ち替えができるほどの似たスペックではありませんでした。
バランス
M-TEC70より明らかにトップヘビー。
ラケットを持っただけですぐわかるぐらいの違いです。
M-TEC70と同じ感覚で振ると振り遅れます。
シャフトのしなり、打球感、タイミング
結論:しなり、角度、打球感、硬さ、すべてがM-TEC70とは別物です。
(しなり、球持ちの長さ)
シャフトのしなる位置が明らかに変わっています。
M-TEC70は、シャフトの真ん中からややグリップ寄りを中心にしなりますが、
M-70FFは、シャフトの真ん中からややヘッド寄りを中心にしなるように変わっています。
つまり、M-70FFは、M-TEC70より先っぽの方(ヘッドの近く)がしなるため、シャフトのしなる部分の長さが短くなり、しなってから戻るまでの時間が短くなります。
これにより打球(ミート)のタイミングが全く変わり、M-TEC70よりも球離れが早い(球持ち時間が短い)ので、シャトルをより早いタイミングではじく必要があります。
(打球感、硬さ)
M-70FF自体ははそれなりにしなるシャフトです。
しかし、しなる部分の長さが短くなることにより、打球感も硬く感じるようになりました。
同じテンションで張ったとしても、M-70FFの方が硬く感じると思います。
(角度)
シャフトのヘッド寄りの部分がしなるので、上から打つショットにはスナップが効く感じで角度がつけやすいです。
まとめ
以上、M-TEC70と比較しながらのM-70FFのご紹介でした。
総括としては、
ダブルスではM-TEC70に劣るが、角度やコントロールの良さでシングルスなら生かせるかな?
という感覚です。
フィーリングは人それぞれなので、FFの方が合っている!という方もおられると思います。
気になる方は実際に打ってみることをおすすめします。

KARAKAL(カラカル)のラケットにこだわるバドミントンプレイヤー。HSP(Highly Sensitive person)であると同時にカフェイン過敏症。
バドミントンライフの記録を中心に、HSPさんとして日々感じることなどについても記事を書きます。
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